今さっき、急に雨が降り始めた。叩きつけるような雨音がして、真っ暗な空に閃光が走った。かなり遅れて聞こえるか聞こえないかの微かな重低音。重低音が聞こえる頃には、雨足はもう弱まっている。ドラムロールがずんずん大きくなって、クライマックスにシンバルがジャーン ていうような感じ。最近また雷が苦手になった。怖いというのとはちょっと違って、でも何故か涙が滲んでしまうような。不安を煽られるような気がする、というか。この胸騒ぎ、このいやぁな感じ。可愛らしく「カミナリが怖いの」って言えば、よしよしとアタマを撫でてくれる人はいるかもしれないけど、そういうのともちょっと違う。なんていうか...まぁアタマ撫でてくれるのはいつでも大歓迎なんですけれどもね。