両親が来た。明日荷物を運ぶのを手伝ってもらう。父親がなんだか小さくくたびれてみえた。ちょっと哀しい気がしたけど、ぎらぎらてかてかしたあたしが嫌いな種類のおじさんになってなくて良かったと思った。アグレッシブなひとは嫌いじゃないけど、てかってるよりちょっとかさかさと乾いた感じのひとが好き。母親は相変わらずおしゃべり。期待に違わず、たぶんどんくさいことをしてくれるだろう、今回も。昔はそれがただ単純に楽しみだったのだけど、最近は確実にこの血を受け継いでいるという事実に恐れおののいたりしないでもない。あゎゎ、どうしよう。面白いから一家に一台一人、とか言われる人種になっていくのかな、あたしも。
20時くらいに帰ってきてから、今までせっせせっせと荷造りの続きをしてた。なんにしても、独り暮らし(実は半分以上二人暮し)の1Kマンションにしては物が多すぎる。箱に詰めたものの半分は実家へ引き取ってもらう予定。服も2/3くらいは送るんじゃないかしら。持って行かないことにした学習机は、地元の大叔母さんが引き取ってくれることになった。母の母の妹。木目込人形作ったりする趣味があるから、ちょうど抽斗のある作業台にとして使うつもりなんだろう。高校に入ったときから、10年お世話になった机。医大に合格したり、医師国家試験に合格したりするためじゃなく、恋人に手紙を書いたり、cagelingを綴ったりしたことのほうが[世話になった]感じがする。この机が無くなったら、あたしは印鑑と通帳をどこに仕舞ったらいいんだろう?
実は荷造りはまだ完了していないのだけど、そろそろ電池切れになりそうなのでちょっと寝ることにします。再起動予定は5時。たぶん来週は死んでると思うけど、来週末は上司が学会出張。うん、やっぱり確実に死ぬね。