分厚いけど白いなで肩の背中側に、肩口に向かってすぅっと赤い線が引かれている。その上に小さな痂が点々と並んでいる。
いつの?
−さぁ… いつかな
痛い?
−まぁ、ちょっとは
ごめんね
−いいよ 夢中なんだよね(笑
ぅ…
−(笑
あたしの。あたしのだ、って印。汗ばんで傷つきやすい肌に、あたしはまた爪を立ててしまう。