それが宿命というか、そういうものっていうか、仕方ないことだってのは解ってるつもりなんだけど。
骨休めに帰省して、先日の人間ドックの結果相談だの、普段の仕事の話だのはしたくない。中途半端な知識で「○○の検査って、こんなことするんでしょ?」なんて訊かれても、かろうじて象限が合っててもベクトルはまず間違ってて、それを正確に伝えるのに多大な労力を要するわけで。その労力を払うために、充電しに帰ってきたのに。「違うけど、まぁそんな感じ」って答え方が嫌いなあたしには物凄い苦痛でしかない。
「休みだから、病院の話は終わり」
そう宣言して立ち上がったものの、両親に対して悪いことしたなぁという気分は拭い切れない。あぁもう、最悪。